素直になるということ
素直になれと子どもの頃からよく言われたものだけど、素直になるということがどういうことなのかがよくわからなかった。
ただむやみに人の話を鵜呑みにすることが素直になるということなのか?
これは、どう考えても違うだろう。
でも、大人が子どもに素直になれという時、大人である自分の言うことを疑いなく「はい」と聞きなさいというニュアンスで言っているのではないだろうか?
これも、本当の意味での素直になれと言っているのではない。
単に大人のエゴから言っている素直になれだ。
それでは、本当の素直になるということはどういうことなのだろう?
人の話を自分の考えや意見を一旦置いておいて、ただ聞く。
『なるほど』とイエスでもノーでもなく、ただ聞く。
その上で、自分はその人の話に共感できるかできないかということなのだが・・・
今のボクが思うことなのだけど、素直さというのは年を重ねるごとに難しくなってきているように思う。
どうしても、自分のプライドや経験が人の話をちゃんと聞けなくさせてしまっている。
だから、人の話をちゃんと聞けるかどうかが大人としての素直さなのではないだろうか?
素直さとセットとなるのが人を尊重できるかどうかだ。
これも簡単なことではないかもしれないけれど・・・
人のアドバイスを素直に聞けるかどうかが、人間として進化成長を決める鍵なのだ。